フォニックスとは、英語圏の子供たちに読み書きを教えるために開発された教授法で、英単語の綴りと発音の関係の規則性を教えるものです。日本人にとって、英語の難しさのひとつはアルファベットの読みと単語になったときの発音の違いにあります。一般的に英語の綴りと発音の関係は不規則だと考えられていますが、その75%は一定の規則に基づいて発音できるのです。そのルールを教えるのがフォニックスです。
この規則性を覚えると、初めて見た単語でも発音したり、聞いた単語のスペルを綴ることができるようになります。
レッスンでは、まずアルファベット26文字の音(A-ェア、B-ブッ、C-クッ、D-ドゥッ...)を学びます。1文字の音ができるようになると、次に2文字から成る音を学び、そして3文字の意味のある単語へと進んでいきます。この3文字の単語が読めるようになると子供たちは楽しくなってどんどん新しい単語を読もうとします。これがフォニックスのすばらしいところです。
フォニックスは子供が英語の音に慣れる最も速い方法であり、リーディングにおける子供の自信を向上させます。そして、系統的なフォニックス教育でリーディングを学ぶのは小学校低学年までにはじめるのが最も効果的とされています。
フォニックスのルールを理解し、いろんな単語を読むことに慣れると、子どもたちは絵本を読むことができるようになります。